コンビニでも気軽に買える水素水ですが、一昔前に「水素水は効果がない」と言われた発端となりました。コンビニで買える水素水と、家庭用浄水器から整水する水素水では、いったい何が違うのでしょうか。今回は科学的に双方の効果の違いをご紹介します。

「水素水は効果なし」の原因となったコンビニで売っている水素水

水素水が注目された2010年代ですが、テレビなどで続々と健康によしと紹介された裏で、「コンビニで売っている水素水は効果がない。ただの水」という噂が独り歩きし、結局ブームは下火となって落ち着きました。テレビやネットでもさまざまな解析、科学的検証が行われましたが、実際のところ、水素水は体に及ぼす効果はないのでしょうか。それとも、コンビニで売っている水素水のみ効果が認められない、ということなのでしょうか。

水素水は今では医療現場でも使われている

活性酸素を抑制したり、体内の悪性物質を無害化することによってさまざまな疾病の改善傾向が見られる水素は、水素水だけではなく吸引型なども含めて、いまでは先端医療でも使われている、れっきとした医療器具となっています。水素水にはまだ人の知らない未知な効果が多数あるとされていて、世界各国の研究機関が水素水の効果の科学的解明に臨んでいます。日本では最大規模の医療機関である大学病院で水素水の研究が進められていて、一部病院やクリニックではすでに水素水療法が取り入れられています。つまり、水素水自体にはしっかりとした効果を見込むことができるのです。

コンビニで販売している水素水は別物？

しかし、水素水にはある特徴があります。それは「世界で最も軽く、また世界で最も小さな分子」というもの。そのため、水に中々溶け込まなく、また、溶け込んだとしても、時間経過によって消失してしまうのです。ペットボトルのような合成樹脂だと、消失してしまう時間も早いですし、保温効果の高いスチールやアルミ缶でもやはり数時間でなくなってしまいます。

そのため、水素水は精製したその場ですぐに飲まなければなりませんので、在庫として常備してあるコンビニに並ぶ水素水には、ほとんど水素が含まれていないということができます。これが「コンビニの水素水は効果がない」、「水素水は効果がない」と噂された原因です。

一般人の水素水補給はコンビニではなく家庭用浄水器（整水器）でのみ補給できる

一般家庭で水素水を日々飲む場合は、上記から分かるようにコンビニで販売している商品では叶いません。基本は厚生労働省が医療器具として認めた浄水器（整水器）で作った水素水のみから補給することができます。これは水道水に直結させて、水道の水を電気分解して水素水を生成します。そのため、その場でコップに注いで飲めば高濃度の水素水を摂取することができます。

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