こんにちは。
普段から口にする飲み物。
料理などで使用するお水。
意識したことってありますか?
飲み物の性質を図るひとつの指標にph(ペーハー)というものがあります。
小学生の頃、理科の実験で使っていたリトマス試験紙をおぼえていますか?
リトマス試験紙で酸性かアルカリ性か調べたことを思い出すと思います。
『ph』とは水溶性の性質(酸性・アルカリ性の程度)を表す単位です。
しかし、理論的に言われても現実世界でphが高い(アルカリ性)、phが低い(酸性)ということとはどのような意味を持つかは、あまりわかっていない方が多いのではないでしょうか?
今回は毎日飲む飲み物のph(ペーハー)は、なぜアルカリ性が良いのか?を解説していきたいと思います。
私は以前まで意識したことありませんでしたが、実はすごく大切な事だとわかりました。
検証画像もお見せしながら、ご説明致します。
目次
飲用水のph(ペーハー)ってなぜアルカリ性が良いの?
人の体は約60%以上が水分で、健康な状態では、その体液はpH7.4程度の中性に近い弱アルカリ性に保たれています。
人間の身体は糖分や脂質の摂り過ぎや、ストレスなどで疲労をためるほど酸化していきます。
pH値が低くなりバランスが偏った身体を中性に戻すために、アルカリ性のお水を摂取することは大変効果的なのです。
実際に、疲労回復やアレルギー、便秘の改善、高血圧予防や生活習慣病予防、老化予防から美容効果まで、様々な効果をもたらしてくれます。
飲料水に適したpH値
飲料水としては中性(pH7.0)に近いお水であることが望ましいため、水道水の規格としてはpH5.8~8.6に定められています。
広範囲のように思われますが、貯水池の環境にも依存されるため、このような基準になっています。
炭酸水は二酸化炭素が溶け込んでいるためpH4.6前後とかなり低めです。
またミネラルウォーターは、銘柄によって大きく差があり、中性~pH10前後のアルカリ性が強いものまで多くの種類があります。
私たちの体液はpH7.4前後の弱アルカリ性に保たれています。
そのため、pH7~8程度の弱アルカリ性飲料水は体に良いとも言われており、普段の水分補給におすすめです。
プロトン水というphがアルカリ性を示すお水を取り入れる事で、アトピーを治療したという体験談をこちらの記事で載せております。
この記事の中で、本当にプロトン水のphはアルカリ性を示すのか?も検証しておりますので、気になる方はぜひご参照下さい。
現代の飲み物は酸性の物ばかり!飲み物のph一覧!
飲料水以外のph(ペーハー)も調べてみました。
- コーラ:pH2~3
- ポン酢:pH3~4
- スポーツドリンク:pH3~4
- フレンチドレッシング:pH3~4
- しょうゆ:pH4~5
- ビール:pH4~5
- 炭酸水:pH4~5
- ミネラルウォーター:pH7~10
- 水道水:pH5.8~8.6
- 梅酒 : ph2.9
- 黒酢ドリンク : ph3.1
- グレープフルーツ : ph3.2
- 白ワイン : ph3.3
- 赤ワイン : ph3.4
- 乳酸飲料 : ph3.4
- サイダー : ph3.4
- りんごジュース : ph3.6
- 野菜ジュースなど : ph3.9
- ヨーグルト飲料 : ph4.1
- 焼酎 : ph4.9
- トマトジュース : ph5.0
- ウィスキー : ph5.0
- ウーロン茶 : ph6.0
- 缶コーヒー : ph6.2
- 緑茶 : ph6.2
- 牛乳 : ph6.8
一般的に「酸っぱい」と感じる食品は酸性になっているものが多いのですが、スポーツドリンクやコーラなどもかなりpH値が低く、酸性であることがわかります。
逆にアルカリ性は苦みを感じるため、pH10を超えるようなアルカリ性の食品はほとんどありません。
上記のことから私たちが普段身近に口にしているものは酸性が多いことがわかります。
このように飲料水だけでなく、普段から口にしている物は酸性のものが多いです。
また、食品添加物などの多い食事を毎日のように続けることによって、体内が酸性よりに傾き病気の原因を作り出してしまいますので、注意が必要です。
そもそもpH(ペーハー)って何?
phとは、水素イオン濃度(power of hydrogenあるいはpotential hydrogen)の頭文字を取ってphと言う。
1909年、デンマークの生物学者セーレンセンによって考案されました。
水溶液にはそれぞれ性質があり、酸性や中性、アルカリ性といったものがあります。
これらをわかりやすく数値で表したものがpH値とよばれるもので、1~14までの範囲で表されます。
水素イオン濃度が高い状態を酸性、逆に水酸化イオン濃度が高い状態をアルカリ性とよびます。
数字の意味は、pH=-log[H+]で、水素イオンの濃度が10のマイナス何乗か、という数字です。
pH=6なら、水素イオン濃度が10のマイナス6乗、という意味です。pHが1小さくなると、水素イオンの濃度が10倍になります。
pHの数字は、0から14までで、その中間の7が、水素イオンと水酸化イオンの数が同じ状態、つまり中性になります。
一般的に酸性の水溶液は酸っぱさが感じられ、アルカリ性の水溶液はヌルヌル感や苦さを感じます。
良い飲み物はphだけでは判断できない!
体内に取り入れる飲み物。
はたして、phだけで良いと言えるでしょうか?
お水の性質にはたくさんの指標があります。
一般的にどれだけお水の中に水素が溶け込んでいるか?(DH溶存水素)
どれだけ酸素が溶けているか?(DO溶存酸素)
腸や細胞内といった体内のお水に非常に近いという数字を示す指標(ORP酸化還元電位)
などがあります。
ph(ペーハー)はその中の1つにしか過ぎないのです。
科学的な理論に基づいて水本来の機能性を、考えられ作られたお水はあるのでしょうか?
IP理論によって導き出される最新の研究結果で作られている、飲料水が作り出せるのはご存じでしょうか?
下記の記事に詳しい内容が書かれておりますので、ご興味のある方はぜひご参考にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人間の体内は弱アルカリ性で整われています。
ですが、現代の飲食物は酸性の物ばかりです。
日頃から意識してアルカリ性の物を体内に取り入れることは、なかなか難しいです。
ぜひ、普段から身体に取り入れるお水は、アルカリ性で作られているお水をオススメします。
コメントをどうぞ