浄水器の購入を考えている方は、どんな水の種類を選びますか。浄水器といっても、単に水を綺麗にするものから水素を含ませるものなど、効果は浄水器によって異なります。そこで、今回は浄水器の本当の効果を解説するとともに、水を選ぶポイントをご紹介します。
目次
浄水器の本当の効果って何?
まず、浄水器は水道水の水に含まれる残留塩素などの不純物を除去できることが前提となります。さらに、除去できる不純物は以下が最低限として決められています。
1.残留塩素
2.総トリハロメタン
3.CAT(農薬)
4.2-MIB(カビ臭)
5.濁り
6.溶解鉛
7.テトラクロロエチレン
8.トリクロロエチレン
9.トリクロロエタン
10.ジブロモクロロメタン
11.ブロモジクロロメタン
12.クロロホルム
13.ブロモホルム
上記はJIS指定13物質として、浄水器は必ずこれらの不純物の除去が確認されなければなりません。
浄水器にどんな効果を求める?綺麗な水と健康な水は違う
上記を除去した水は、一般的には「綺麗な水」と呼べるかもしれませんね。日本の法律に従った厳格な水質基準をクリアしている分、そこらへんの天然水やミネラルウォーターよりも綺麗で安心と言えます。しかし、綺麗な水であっても、健康な水であるかはまた別問題。昨今は浄水器といっても、アルカリイオン水や還元水素水といった特別な効果を付与する、いわゆる整水器型の浄水器が普及をはじめています。これらはいずれも厚生労働省の医療機器に登録されているので、一昔前までは一般の家庭では持つのが困難でした。しかし、昨今は浄水器の小型化や還元水の整水技術も発達して、多少高値ですが、一般家庭でもこれらの浄水器を手に入れることができるようになりました。
浄水器で健康な効果を得たい場合は、上記でご紹介したような、いわゆる還元水を整水できるタイプがおすすめとなります。
ポット型の浄水器は絶対にダメ!健康効果よりも懸念される水質低下
浄水器にはポット型のタイプもあります。パナソニックや東レなど大手が続々と販売していますが、実はポット型の浄水器はまったくおすすめできません。これらを買う理由としては、「毎日気軽に飲めるから」、「冷蔵庫に入れておいて冷たい水を飲めるから」といった意見が多数を占めますね。確かにそうかもしれませんが、健康効果はむしろ下がってしまうのはご存知ですか。
ポット型の浄水器の場合、何日もポット内に水が溜まっているので、下記リスクがあります。
- フィルターが汚れる速度が速い
- ポット内に水垢ができる
- 水素水などの整水の場合は、健康効果のある成分が蒸発してしまう
- 細菌が繁殖してしまい、浄水器の効果がなくなる
といった欠点があります。せっかくの浄水器の効果もなくなってしまうので、ポット型の使用はおすすめできません。
2021年に浄水器/整水器で健康効果を求めるなら還元水で!
上述したように、昨今の浄水器は単に水道水の不純物を取り除くだけではなく、水を科学的に電気分解して、新たな効果を付与する整水器が注目されています。また、水による健康効果を求めるのであれば、やはり整水器がおすすめです。
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