糖尿病予備軍の方は、日ごろから血糖値を気にする必要があります。最も効果的なのは、「適切な水分を摂ること」です。今回は糖尿病予防について、血糖値と水分の関係をご紹介。糖尿病予防の方はどんな水分を摂取するのがおすすめなのでしょうか。

糖尿病予防に水分は必要不可欠。血糖値との関係

フランスの研究グループD.E.S.I.R.の報告により、糖尿病予防と水分補給量に関しての因果関係が発表されました。報告によると、１日の水分量が0.5ℓ、1ℓ、1.5ℓの３グループに分けたとき、高血糖症リスクは水分量が増えるほど減ることが分かりました。糖尿病予防に多くの水分量は効果的であり、水分が血糖値を下げることが裏付けされました。

糖尿病予防に効果があるおすすめ水分。水素水が血糖値を下げる

それでは、糖尿病予防に効果がある水分はどのような種類が挙げられるのでしょうか。ここでおすすめしたいのは、「還元水素水」です。還元水素水はプロトン水とも呼ばれており、体内の活性酸素の生成を抑える働きがあります。活性酸素が体内に蓄積すると、インスリンの分泌が減少し、血糖値が上があります。もう少し具体的に説明すると、インスリンの分泌はベータ細胞と呼ばれる細胞が行うのですが、このベータ細胞が活性酸素に非常に弱いことが研究で分かっているのです。そのため、活性酸素を抑えることは、直接的に糖尿病予防に繋がると言えます。

糖尿病予防はミネラルウォーターで水分補給。効果的か。血糖値が下がる要因

糖尿病予防にミネラルウォーターをおすすめする、という情報もありますね。ミネラルウォーターに含まれるミネラルは血糖値を下げる働きがあるからです。しかし、実はミネラルウォーターに含まれるミネラルの量では、血糖値を直接下げて糖尿病予防をすることはできないと言われています。ミネラルウォーターを飲んで血糖値が下がるのは、水分補給をしたからです。また、血糖値を直接下げる働きが期待できるのは、ミネラルに含まれる「亜鉛」です。

しかし、ミネラルウォーターで摂取できる亜鉛の量は、1ℓでわずか0.19mg。対して牡蠣100gで摂取できる亜鉛は何と14.5mg。その差は歴然です。ミネラル目的で水分摂取するなら、上記の還元水素水を選べば、活性酸素の抑制と一石二鳥となり、亜鉛目的であれば、牡蠣や魚、サプリを摂取するのが効果的です。

糖尿病予防に大事なのは、血糖値を下げる方法を模索すること

糖尿病予防を日々の習慣で取り入れたい場合、大切なのは血糖値を下げることです。それは水分補給だけでは叶わなく、1日3食の食べ物の献立を工夫することによって、何倍にも効率良く糖尿病予防をすることができます。ただし、水分は活性酸素を抑える直接的な働きができるので、糖尿病予防のために摂取する水分は、ここで紹介した還元水素水のような、活性酸素の抑制効果がある種類を選ぶといいでしょう。

参考URL
水分と血糖値
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/easd2011/201109/521552.html
糖尿病と活性酸素
https://www.jizaikan.jp/blog/tag/%E6%B4%BB%E6%80%A7%E9%85%B8%E7%B4%A0/