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介護者 必見! 介護拒否を楽しむ方法!【参考事例付き】

こんにちは。アリッジ代理店の清水です。

介護に従事されている方。一度は介護拒否をされた経験があるかと思います。

限られた時間の中で業務を行わなければならないという事は、とても大変ですよね。

忙しい時に、色々な場面で介護拒否に遭遇しませんか?その中でほんの少し、

私が介護の職場で体験した楽しみ方を紹介したいと思います。

 

お風呂の場合

 

介護抵抗のある方は大きく分けて、二つのタイプが居ます。それは「介護される事自体に抵抗がある方」と「認知症のため、自分の状況がわからないため、抵抗する方」の二つです。

入浴を拒否する理由としては、
裸になるのが不安
何をするのも億劫
脱いだ服を盗まれるのではないかと気になる、誰かに見られていると思う
身体障害のために入浴動作そのものができない
入浴するということ自体が理解できない
浴室に幻視が現れる(レビー小体型認知症)
などがあります。

【事例】89歳 男性 レビー小体型認知症

 

尿失禁が頻回にあり、清拭を実施。家族の要望で入浴を強く希望されていました。ご本人様は頑なに拒否をされる日々が続き、息子さんが力づくで週2回お風呂に入れる事の繰り返しでした。

そんな時は、まさに格闘!という感じです。「やめろー」「殺されるー」「人殺しー」「ばかやろー」などなど。大暴れしてしまいます。身内で力のある息子さん、それでもお風呂に入れなくてはならず、力任せになっていました。

 

介護従事者としては、力技は使えません!!

 

浴槽にお湯を張り、準備して「お風呂に入りましょう」と声をかけても「いや、結構」と言われ、間を空けて「一番湯が出来ました。参りましょう」と人を変え、誘い方を変えても「入らない」と拒否。

 

本音は「くーっ」と拳をにぎりますが、ここはグッと堪えどころです。

 

失禁の度に、清拭と更衣。シーツ交換を行い、ご本人様とお話しをする機会が多々ありました。

普段は物静かですが、壁に向かって会話をしている姿も見られます。普通に会話をする時もありましたが、別の人格になり高貴な先生になる事がありました。

試しに「先生、お背中を流させて下さい」と言ってみると「ん、良かろう」と。すんなり入浴して頂きました。もちろん、日によって高貴な先生でない時もあります。しかし、

 

心の中は、ガッツポーズと万歳三唱!!

 

この経験を踏まえて、どこに正解があるのか分からないものだと思い

嬉しかったです。

 

着替えの場合

認知機能が低下している方は、着替えの意味がわからないこともあります。そのような状態では、服を脱がされることで不安を感じてしまうのです。

着替えを拒否する理由としては、

服を脱ぐのが不安

面倒くさい

服を盗まれるのが心配

【事例】83歳 女性 アルツハイマー型認知症

 

デイサービスを利用。常に歩いている方です。常に怒っています。他の利用者さんとのコミュニケーションは難しい方です。

家族の希望で更衣を依頼されました。普通に着替えましょうと伝えると、「うるせー」と言われ拒否。少し時間をあけて、他の職員が伝えても拒否。

言葉は発するのですが、こちらの言葉は聞かず暴言を吐きます。拒否する理由を言語として聞き出すのは難しい状態でした。

 

では、暴言を含めて全部共感してみようと試みました。

 

すれ違う人を見て「あいつはバカ女だよ。家にいきなり入ってきて、ご飯をガチャガチャー、ってして食べちゃったんだよ。悪りー女だ。」すれ違った人は男の人で、もちろん家に行った事のないひとです。「大変だったねー。大丈夫だった?」と心配すると「うん。大丈夫だった」と穏やかになりました。

数分もしないうち「バカヤロー、ぶっ殺してやるー」と。口に人差し指を立て小声で「シー。どうしたの?」と聞くと「あいつは悪りー奴で、この前何もしないのにガツーンと殴ってきたんだよ。」「大丈夫?怪我しなかった?」と聞くと「怪我は無かったよ。」と穏やかになりました。

 

良し!これだ!全部、共感して味方になろう!

 

一緒にいる時に私が棚に手をぶつけて「痛い」と言うと「大丈夫?」と言ってくれました。心配してもらい「ありがとう」と伝えると、とても穏やかな顔をしていました。

しばらく、そんな日々が続き「汗をかいているから、着替えましょう。風邪をひきますよ」と伝えるとすんなりと受け入れて、更衣の成功でした。

もちろん、心の中でガッツポーズと万歳三唱!!

 

この経験を踏まえて、利用者さんが穏やかな気持ちで過ごせる事と、遠回りをしたけれど更衣をするというゴールにたどり着いて、ホッとしました。

 

 

 

【まとめ】

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

介護は、一人一人別の人間であり、10人いれば10通りの正解があると思います。その正解を探す為に、遠回りしたり四苦八苦する日々。

「なんでだろう」「どうしてだろ」

介護に必要なのは想像力

一人の人を色々な角度で見ながら、正解を探していくことが楽しめたら良いなと思っています。